空梅雨?
晴れ間だらけの梅雨が続いています
乾燥が続いた5月から一転、6月に入るとほぼ平年並みに梅雨に入りました。ぶどうにとっても人間にとっても不快な季節の到来です。中旬にはまとまった量の雨も降りましたが、曇りの日が多かったものの6月は比較的雨が少なかったようです。下旬には太平洋高気圧のお陰で真夏のような日差しも照りつけ、梅雨はどこ!?、といった状態です。昨年と比較して、この時期に発生するべと病などの被害も少ないようです。しかし、油断は禁物。昨年は7月上旬の天気が非常に不安定で、雹が降ったのが7/3でしたし、各地に被害をおよぼすような集中豪雨も梅雨末期に多いものです。ぶどうの房へ小さな傘をかける作業や、垣根全体をビニールで覆う(レインカット)作業はすでに終えていますが、夏本番に向けて気の抜けない日々が続きます。
ワイナリー裏手の畑の様子です。ぶどうの垣根全体をビニールで覆っています。梅雨時期から収穫までの間、特に房に雨があたり病気の感染が広がるのを防ぐためです。晴天が続きそうなときや、消毒をするときにはビニールを巻き上げることが出来ます。
メルローもだいぶ大きくなってきました。まだ堅いままですが今のところ大きなトラブルもなく、収穫に希望がもてる良い季節です。(メルロー 2001/7/1撮影)