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86August, 2003
遅い梅雨明け

やっと梅雨が明けました。

なかなか明けなかった長梅雨。山梨でもやっと8月2日に梅雨が明けました。平年より13日遅く、関東甲信越では梅雨明けが8月にずれ込んだのは過去50年間に3回しかないそうです。ちょうど10年前、1993年は梅雨明けがわからなかったという異常事態で大変な異常気象でしたが(自民党が野党転落した年。今年の選挙は?)、それに次ぐ、あるいは異常気象だった98年を思い起こさせるのに十分な梅雨となりました。7月上旬には晴れ間もありましたがそれ以降は曇り空が月末まで続きました。梅雨期間中の降水量はほぼ平年並みでしたが、平均気温は平年より2度も低く、また日照時間も平年の半分程度となりました。「曇り時々雨、最低気温20度、最高気温30度弱」といった日が延々と続き、シャルドネでは灰色カビ病発生の最適条件となり、7月上旬から発病が続き深刻な被害がでています。罹病した房は切り落として処分し、機山ワインのぶどう園ではおおよそ「半滅」状態です。8月も太平洋高気圧の強まりは期待できませんので灰色カビ病や晩腐病などの発生を考えると最悪の事態も予想されます。
他の品種に関しては今のところ大きな問題は生じていません。昨年に比べて生育状況は遅れていますが、昨年は高温傾向だったことを考えると、低温日照不足の割にはまずまずというところです。むしろメルローなどここ数年高温障害で着色に問題がありましたが、今年はこの点は心配なさそうです。とはいっても日照がもどらないことには涼しい夏でもOKというわけにはいきません。

メルローも色づきが始まりました(8月1日撮影)。昨年より1週間程遅れています。
カベルネソービニオンは未だ青い実をつけています(8月1日撮影)。

ぶどうのツルが緑色から木質化して茶色に変わっていく時期です(メルロー、8月3日撮影)
甲州種の房も大きくなり、一部で淡いピンクに変わっている果粒も見られます(8月3日撮影)。