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20February, 1998
大雪

今月のぶどう園

1月15日の大雪で山梨県内では果樹の栽培施設に大きな被害がでました。特に東山梨地区(塩山市、山梨市、勝沼町、一宮町など)で多くのぶどう棚が崩壊しました。棚の上に積もった雪の重みで棚を支えている杭などが折れ、最悪の場合、樹が裂けてしまっています。被害面積はぶどう棚、温室栽培のハウスを合わせて186haでぶどう栽培面積全体の13%に上り、被害額は約26億円ということです(1月31日付山梨日日新聞)。幸い機山ワインのぶどう園は無事でしたが、ラッキーだったとしかいいようがありません。山梨では大雪はめったになく(甲府で49cmの積雪は観測史上最高)想像を越える被害がでてしまいました。修理可能な棚は徐々に立て直されていますが、費用や人手の関係もあり、復旧には相当な時間がかかりそうです。改めて自然の力の恐ろしさを思い知らされました。

今月の読書会

旅行中に読んだ本を紹介します。
• ワインと風土 歴史地理学的考察
ロジェ・デュオン 福田育弘訳, 人文書院,1997, ISBN 4-409-51045-2 2000
ワインの質はそのぶどうが育てられたぶどう園の気候、地質によって決まるから、いわゆる銘醸地というところはワイン造りに適した自然条件をそなえていることになる…。ワインに興味をもっている人ならほとんどそう考えているだろう。しかしぶどう園が成立した歴史を調べてみると、そこには社会的な要因が強く作用していることがわかる。ぶどう栽培の条件より、ワインの輸送やワインを必要としている社会的条件の方が優先されてきたという史実を綿密に考察している。

今月のひとりごと

1月の大雪はほんとうにすさまじいものでした。15日昼の時点ではそれほどの被害は見られなかったのですが、一夜明けるとあちこちで本当に大変なことになっていました。完全に崩壊してしまったぶどう園は生産力がもどるまでには数年かかるでしょうし、被害金額も計算しきれないというところでしょうか。雪がまだ残る日本をあとにして西オーストラリア州へ行って来ました。あちらもワインは好調のようで新しいぶどう園も多く見受けられました。とはいっても日本とは比べようもないくらい広いわけで、なんともいいようがありません。”日本でナニやってんだろう!?”という気分になってしまいます。もちろんオーストラリアでも様々な困難を乗り切ってワイン産業が発展してきたわけで、私達もそれ以上に努力しないといけないんですけど…。でもとりあえず、ただただのんびりしてきました。