猛暑 甲府は7/21に40.4℃！
梅雨はどこへ。猛暑が続いています。
7月も終わり夏本番、といいたいところですが、今年は梅雨らしい天気が長続きせず、7月上旬から真夏の天気が続いています。梅雨らしさは6月下旬でおしまい、その後はほとんど雨がなく乾燥した状態が続いていました。特に7月21日には甲府で最高気温40.4度を記録し、信じられないような暑さとなりました。7月の降水量は平年の三分の一程度となり、深刻な病気の発生はほとんどありませんが、高温のため生育は例年より早くなっています。ほぼ全ての品種でベレーゾーン期とよばれる生育ステージに入っています。ベレーゾーン期には色づきが始まり、糖度の上昇やフレーバーの充実がはじまります。ぶどうの成熟期ともいえる最終段階ですが、この時期の日照や温度は収穫されるぶどうの品質に直接影響します。
台風10号の接近以後は暑さも一段落で、特に朝晩は気温が平年並みに下がる日が多くなっています。収穫まであと1ヶ月はありますので、まだ気が抜けませんが、日照量は多めですので当然冷夏だった昨年よりよい作柄が期待できます。しかし「異常高温」や乾燥の影響がどこに出てくるかわかりません。目をこらしてぶどう園を見回る日々がもうしばらく続きそうです。
甲州種もちらほら色づきが始まっています（7月28日）
赤品種はまだらに色づいていきます。（メルロー：7月31日）