冷夏の後は秋晴れ
今年のワインの仕込み真っ最中です。
冷夏で大騒ぎだった2003年もすっかり秋になりました。9月上旬から例年通り、今年のワインの仕込みが始まりました。8月下旬から9月中旬にかけて気温が高く、約1ヶ月間ほとんど雨の降らない状態が続きました。8月の天気からは想像がつかいない状況です。例年秋雨前線や台風の影響に悩まされていたシャルドネなどは、ほとんど天気予報を気にせずに収穫することができました。ただ7、8月に発生した病気の影響で収穫量は予定の半量程度になってしまいました。9月の好天で8月の悪天候の分を全て挽回、とはいっていないようですが、心配されていたほど悪い状況ではなく、ほとんどの品種で糖度は平年並みとなっています。着色やフレーバーは例年より弱い面もありますが、9月下旬の台風以降も晴天がつづいていますので、10月収穫の甲州種やカベルネソービニオンなどは平年並みかそれ以上も望めそうです。