ぶどうの花。
今年の5月の連休はあまり休みが長くつながらなかったものの好天に恵まれ、休日を満喫された方も多かったと思います。天気は連休があけると、梅雨の走りような曇天が続き、なかなか太陽にお目にかかれない日が多くありました。気温も蒸し暑く感じられる日もありましたが全般に低めでぶどうの生育にも遅れが出ているようです。下旬になると初夏を感じさせる日もありましたが、好天はあまり長続きせず、月末には早くも台風の影響で大雨となりました。昨年は5月に晴天が続きぶどうの結実良好で、良い作柄につながりましたが、今年のこの天気がどう収穫に影響するのが若干心配されるところです。
シャルドネの花が咲き始めました。開花の始まりは昨年より数日遅れたようです。毎年のことながら質素な花から甘い香りが立ちこめています。（5月26日撮影）
スパークリングワインの作業です。
昨年2002年の甲州種ワインをベースワインとして使用したスパークリングワインの内、ビン内二次発酵が終わったものの一部についてオリを取り除き（デゴルジュマン）最後の仕上げの作業を行いました。昨年はスパークリングワインをリリースすることができずに大変ご迷惑をお掛けしました。今年は技術的な点をいくつか見直し、設備の面でも温度管理やデゴルジュマンの後のワインのつぎ足しなどを的確に行うための機器（左の写真です）を導入したりと、少しづつですが品質を高めて安定させるよう取り組んできました。すでに2001年のワインから造り上げたものを今年9月にリリースするべく用意してあります。また今回作業したものも順次リリースしていく予定です。
オリを吹き飛ばした後、味わいを整えるためのワインを一定量加え、ワインをつぎ足し内容量を一定にします。この作業を半自動的に行う機器、ドーサーを導入しました。