春を迎える準備
春を迎える準備が進められています。
寒かった冬もどうにか出口が見えてきました。2月下旬ころには春を予感させるような日もちらほら。しかし、冬の寒さを感じさせるような日もまだ残されています。ぶどう園では剪定の作業も終わり、剪定した枝を片づけたり（畑で焼却したり、チップ状にして土に戻したりします）、支柱や針金の交換などこまごまとした仕事をこなしています。3月も中旬を過ぎると一気に春めいてくることでしょう。そうなると改植の為の苗の植え付けや芽吹き前の消毒など季節を追いかけながらの仕事が始まることでしょう。それまでにやるべきことを終えて万全を期して春を迎えたいところです。
ワイナリーの中では昨年のワインのろ過やビン充填の作業が進められています。すべてのワインをこの時期にビンに入れてしまうわけではありませんが、基本的なブレンドやろ過を終わらせて春までにはけじめをつけることになります。ワインを造る、という仕事が自然の季節のサイクルの中で進められると言うことを実感する季節の変わり目にきています。
剪定され積み上げられた枝。約10アールの畑から、このような枝の “小山” が10以上できます。すごい量ですが、チップにして畑にばらまくとあまり目立たないくらいになってしまいます。