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74August, 2002
梅雨が明け猛暑

梅雨があけ、猛暑となりました。

長い梅雨も甲府では7月20日にあけ、いよいよ夏真っ盛りとなりました。梅雨期間中は台風6号、7号が接近し、特に6号により大変強い雨が降りました。幸い進路が東にそれたため風はほとんどなく、果樹に被害を及ぼすことはありませんでした。梅雨明け時期もほぼ平年並みでエルニーニョ現象の影響なども心配されていましたが、梅雨明け後は連日30度を超える猛暑となり、早くも夏バテ気味の方もおおいのではないでしょうか。7月の平均気温は平年より2度も高く、甲府では8月2日に最高気温37.6度を記録し、暑さもうんざりというところです。こうなると最高気温35度位ではあまり驚かないようになります。
ぶどうは果実の肥大が終わり、色づきとともに果実が柔らかくなるベレーゾーン期を迎えます。赤品種では高温による着色障害なども心配され、収穫を終えるまでは気の休まらない日が続きます。

メルロー(2002年8月2日撮影)
7月25日頃から色づきが始まっています。全ての果粒がぼんやりと色づくのではなく、粒によって色づきにばらつきが見られます(私達は「とび玉」と呼んでいます)。ぼんやりと全体が色づく場合は着果過多、つまり房を多くつけすぎて適正な収穫量より多いと判断されます。