あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。本年も機山ワイン、ワイナリー便りともどもよろしくお願い申し上げます。
昨年2001年は社会的には暗いニュースが多い一年でしたが、機山ワインにとってはここ数年、98、99、2000と雨が多いビンテージが続いていた中では、久々にぶどうの生育期に雨が少なく暑い夏が続いた好条件の年でした。9、10月には大雨もあり完璧とはいきませんでしたが糖度も高めの品種が多く今後の熟成が楽しみなワインになっています。また、4月にはファミリーリザーブ、11月にはスパークリングワインと新しいラベルも始めましたし、各種パッケージのデザインも変更するなど、地味な機山ワインにしては動きの多い一年でした。
正月なのに昨年のまとめから入ってしまいました。さて今年。もちろん気候を予測するのは気象庁のスーパーコンピューターでも難しいでしょう。ワイン市場の動き。これも熟達したマーケッターでも正確には無理でしょう。しかし希望的観測、あるいは個人的努力目標をある程度現実味をもたせて立てることはできるでしょう。98年をピークとしたワインブーム以降、日本のワインメーカーからの出荷量は減少を続けています。長い目でみるとワインの消費は増え続けると言われていますがなかなか上昇しません。かつてない経済状況の中で消費者の姿が、バブルの時代のようにメディアに煽られてどんどん消費していく姿から、冷静にしかし堅実に、生活や、生活の潤いの為に消費する姿へと変わっています。ワインは価格もスタイルも多様で、食卓や語らいの場を豊かにしてくれる、これからの時代にも合った飲み物だと思います。その意味ではここ数年で、ワインがもっと日本の生活に根ざしていく時期にきているのではないでしょうか。そのきっかけが私達のワイン造りから生み出されるよう、今年も努力したいと思います。
スパークリングワインは終売となりました。
昨年11月に発売以来ご好評を頂いておりましたキザンスパークリングトラディショナルブリュットは、昨年12月末を持ちまして終売となりました。皆様のご愛顧に心から感謝申し上げます。次回の発売は今年の秋頃の予定です。