収穫のはじまり
いよいよ収穫が始まりました。
9月に入り、いよいよ今年の収穫が始まりました。8月下旬、9月上旬には台風の影響を受け、収穫の予定を早めざるを得ない品種もありましたが、中旬以降は秋らしい天候の日が多くなってきました。9月4日にはシャルドネを、10日頃からブラッククイーンやメルローの収穫が始まりました。台風や8月の曇天の影響か、糖度は猛暑だった昨年よりは低くめになっています。またメルローで一部着色の遅れが見られました。しかし発酵中のサンプルからは平年以上に充実したフレーバーを感じています。ワインにとって原料となるぶどうの品質が重要なのは言うまでもありませんが、ここから先はその品質がほぼ人間の手に委ねられることになります。緊張の場がぶどう園からワイナリー内部へと移りつつあります。大きな災害にも会わずに収穫までたどりつけたことに感謝しながら、疲労と闘う日々も先が見えてきました。
赤ワインの発酵中はタンク下部のバルブから液を抜き、酸素に触れさせるようにしてから・・・→→
タンク上部へ液をポンプで送ります。赤ワインの発酵中は発酵によって生じた炭酸ガスによってぶどうの果皮が液面付近に押し上げられていますので、液をかけて色素の抽出などを促します。
メルローは収穫してしまいましたが・・・
カベルネソービニオンは10月中旬の収穫を予定しています。