今年も無事仕込みが終わりました。
今年もなんとかすべての収穫を終えることができました。10月の天候は猛暑となった夏からは一転、次々と台風が上陸するという異常なものでした。甲府の降水量も400mmを超え、しかもそのほとんどが上旬に集中していました。丁度甲州種とカベルネソービニオンの収穫期にあたってしまい、一部裂果などが見られました。幸い風の被害はありませんでしたが、収穫直前のぶどうが強い雨にさらされ大変な精神的苦痛を味わいました。しかしどうにか8日までに甲州種を、13日にカベルネソービニオンを収穫することができました。猛暑の影響が最後まで残り果汁の糖度は全般的に高めでフレーバーも充実しているように思えます。この時期は「今年のワインのできばえは？」という質問をよく受けますが、この段階では何ともいえないというところが率直なところです。が、あえて表現するとすれば「今のところは良い感じですがこれから次第ですね」といったところです。
2001ビンテージのカベルネソービニオン/メルローです。
キザンセレクションカベルネソービニオン/メルロー2000の完売により2001ビンテージをリリースします。 好天に恵まれ良年となった2001ビンテージのワインを是非お試し下さい。
キザンセレクションカベルネソービニオン/メルロー2001 (720mL/ワイナリー直売価格（税込）1800円) 自家農園産カベルネソービニオン(60%)、メルロー(40%)。やや明るめのガーネット色。熟したブラックベリーや甘いカシスのアロマとホワイトペッパーを思わせるスパイシーさが感じられ、続いてメントールの爽快感が立ち上ってきます。辛口ミディアムボディーの赤ワイン。熟した果実味と樽のローストフレーバーが、甘く柔らかな口当たりを構成し、上品な渋みとよく調和しています。奥行きのあるタンニンは今後の熟成でより滑らかさを増すと考えられます。後味にも涼やか さが感じられ、複雑なフレーバーとともに長い余韻が楽しめます。