高温多湿な夏
いよいよ収穫直前となりました。7月末の梅雨明け以降最高気温が35度を超えるような日が続き、暑い夏となりました。8月の降水量は平年を下回ったようですが、気温は高く不安定な空模様となる日が多く湿度の高い不快な暑さとなりました。6月から8月の夏期間の降水日も観測史上上位となるなど、今年の夏は高温多湿となったようです。この高温や7月の記録的な日照不足がぶどうの最終的な熟成に大きく影響しているようです。全般的な生育の遅れ、糖度上昇の遅れ、赤品種での着色不良などがみられています。また梅雨期の雨の影響で晩腐病が多発してる品種もあります。
ぶどう栽培には多難な年となっていますが、ぶどうの状態がどうであれ今の段階で最善を尽くすことしかできません。事故なく、無事に醸造期が終えられるように祈るばかりです。