台風襲来
記録的な暑さだった今年の夏。9月に入ると一転、台風や前線による雨や曇の日が多くなり天候に泣かされながらの収穫期となっています。上旬には台風21号、下旬には24号が接近し、特に24号は一時凄まじい暴風雨をもたらしました。幸いどちらの台風も直接の被害に及ぶことはありませんでしたが、作業予定の変更を余儀なくされるなどの影響がありました。9月は晴れの日が5日程しかなく、降水量は平年より多く日照時間は短くなりました。8月上旬まで順調に上がっていったぶどうの糖度も9月以降はほとんど上がらなかった様です。そんな中上旬のシャルドネからメルロ、ブラッククイーンと収穫や農家からの受け入れが進みワイナリー内は新しいワインの様々な香りに満ちています。
9月下旬から10月中旬にかけては甲州種の仕込みとなります。秋の爽やかな日差しが少しでも降り注いでくれることを祈るばかりです。
9月29日から30日にかけては台風24号による暴風雨の後畑に行ってみると、甲州種のカサ紙が一部吹き飛ばされていましたが、事なきを得たようでした。(撮影:10月2日)