高温の影響も
早くも10月。9月上旬から始まった今年のぶどうの収穫も中盤を迎えました。今年の9月は天候がなかなか安定せず、台風などの影響で大雨となった日もありました。そんな中、9月上旬にはシャルドネを、続いてメルロー、ブラッククイーンなどの収穫が進んでいきました。雨の影響による裂果や初夏に発生したうどん粉病の罹病果などを取り除きながらの収穫となりました。また8月の高温の影響と思われる着色不良なども赤品種には見られました。糖度も平年並みから少し物足りない感もありますが、なにはともあれ収穫までどうにかこぎつけたことには感謝しなくてはなりません。
10月に入り残すは甲州種のみとなりました。天候も秋の空気に包まれてようやく安定するようになってきました。ひとつ一つの仕事を確実にこなして2015年のワインを世の中に送り出せるよう、もうひと踏ん張りです。
シャルドネは台風の大雨の前にどうにか収穫を終えました。(撮影:9月4日)
メルローは8月の高温の影響で酸が低下し、一部で着色不良も見られました。(9月13日撮影)
ブラッククイーンは雨による裂果や、トリバの幼虫による食害が多く見られました。(9月13日撮影)