
2025年の梅雨は?
ぶどう栽培にとって梅雨は避けて通れませんが、生育期真っ只中の最もデリケートな時期の雨の降り方はその年の作柄に大きく影響します。今年は6月10日に梅雨入りした、と発表がありました。梅雨入り後は雨や曇の日も多く梅雨らしさを感じましたが、しばらくすると天気図上の梅雨前線はいつもより北にあったり、はっきり現れなかったり、早々に梅雨明けかと思わせるような真夏の日差しが降り注ぎました。雨によるベト病や晩腐病の広がりや、作業の停滞を考えるとこれ程ありがたいことはありません。おかげで房へのカサ掛けなど時間がかかる作業も順調に進めることが出来ました。
今年は梅雨は無いのかな、などと高をくくっていると7月中旬頃になって天候が不安定になり雨が降り続く日もあり、結局7月18日の梅雨明けまでの梅雨期の降水量はほぼ平年並みとなりました。梅雨明け以降はここ数年お決まりの猛暑となりました。長期予報によると暑さは当分続きそうですが、なにより気がかりなのは収穫直前の雨。平穏や収穫を願うばかりです。