迷走台風を乗り越えて収穫はじまる
日本各地に大きな被害をもたらした台風10号。山梨でも一週間ほどの間、雨や曇の日が続きました。収穫直前の時期にこのような天気が続くのも初めての経験。台風進路の情報を一日に何度も確認するような日々でした。この地域では降りはじめからの降水量が150mm程度と大きな被害に及ぶことはありませんでした。しかし、ぶどう品種によっては裂果や晩腐病の広がりなどの影響が残されました。
思い返してみると台風の前は記録的な猛暑。高温による生育の停滞や着色不良などのぶどうへの影響がありました。ぶどう栽培にとって好ましくない天候を嘆いたところでなにも変わりません。とにかく収穫がはじめられたことで、後は一つひとつ確実に作業をすすめていくしかありません。