厳しかった収穫もおわる
ぶどう栽培に取って厳しいビンテージとなった2010年。例年通り10月の中旬までには甲州種の収穫を終えました。収穫期は例年通りとなりましたが、ベト病の被害を受けた園では大きく収穫量を減らす結果となってしまいました。自家農園の甲州種と、栽培面積が比較的大きな甲州種の栽培農家の園では全滅に近い被害を受け、甲州種の仕込み量は前年の4割程度となりました。今までに経験したことのない被害にどう対処していったらよいのか頭を悩ませています。しかし今更どうすることも出来ず、厳しい中でも確保できたぶどうをいつも通りワインに仕上げることと、来年の栽培はリスクを減らし挽回することの二点を念頭に置くことを肝に銘じています。
10月下旬は台風の接近もありましたが気温の低い日もあり冬の到来を感じさせます。ぶどう園では施肥の仕事が残っていますが、畑の管理を一つづつ見直し来年に備えていきたいと考えています。