梅雨入りとベト病
山梨では6月14日に梅雨入りし、梅雨らしい梅雨、蒸し暑く日差しの少ない日が続いています。5月の低温で遅れいていたぶどうの開花も6月に入ると一気に始まり梅雨入り前までにほぼ咲ききったようです。開花期の天候は結実に大きな影響がありますが、この時期の天候はまずまずで、一部結実不良も見られましたが概ね良好といったところです。
梅雨入りしてからは雨が降り続くことも多くなり、特に6月14日前後、26日前後の冷たい雨の影響でベト病が発生しました。条件によっては一晩二晩であっという間に広がってしまうとても厄介で恐ろしい病気です。自家農園ブラッククイーンやシャルドネでは例年よりも激しく発生しているよう見えますが、毎年ぶどう栽培にはツキモノとなっていてますので諦めの境地で被害を受けた花穂を淡々と切り落としています。
梅雨明けが本当に待ちどうしく感じられますが、あと2ヶ月で収穫期になると思うとなんとなく焦りや不安も増幅されてきます。
ぶどうの花は本当に地味なものです(シャルドネ:6月6日撮影)
ぶどう園は緑一色に覆われています。生育もやや遅れ気味でしたが、果粒の肥大期となり日に日に大きくなっています。(甲州種:7月2日撮影)