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147September, 2008
収穫の季節

今年も収穫の季節を迎えました。

暑かった8月も終わり、いよいよ収穫の季節、9月に入りました。今年の8月は旧盆までは夏らしい青空が広がり気温が高い日が続きました。しかし下旬に入ると安定した夏空から一転、不安的な天気となり、各地から「ゲリラ雷雨」の被害が伝えられるようになりました。塩山地域でも局地的に激しい雨に見舞われた日もあり、8月の降水量は平年を上回ったようです。不安定な天気では、数km程度離れたところでも雨の降り方など大きく違うこともしばしばあり、日頃参考にしているアメダスのデータが実感と異なることもあります。
激しい雨や曇天が続いた為に収穫を間近に控えたシャルドネなどの品種を中心に、裂果や晩腐病などの発生が見られています。9月に入ってからも不安定な天候が続いており、糖度が上昇してよりデリケートになっている果実への影響が心配されます。
しかし今年の夏は暑く、日照量もまずまずです。ゲリラ雷雨に泣かされた反面、影響を受けるような台風の接近もなく、果実の糖度はほぼ順調に上昇しています。抜けるような秋空の元で収穫、といきたいところですが、大きな災害もなくひとまず収穫期までたどり着けたことを感謝しなくてはなりません。

裂果による灰色カビ病や晩腐病に悩まされたシャルドネも9月5日の収穫にたどり着きました(9月3日撮影)