Vol. 217

エルニーニョ現象が発生して冷夏の見込み、との長期予報が訂正されて始まった暑い夏。8月も上旬までは猛暑日になるような暑い日が続ていました。昨年、一昨年に続いて今年もこのまま行くのかと思っていた矢先、台風11号の影響で曇りや雨の日となり、その後はまるで梅雨に戻ったかのような湿度が高く、はっきりしない天気となりました。一旦夏空が戻ったものの、下旬は気温があまりあがらずにぐずついた天気となりました。雨も断続的に強く降った日もありましたが、8月一ヶ月の降水量は平年より少なくなったようです。

ぶどうも色づきが進み、糖度が次第に上がっていくこの時期、しっかり日差しが欲しいところではありますが、逆に昨年の夏に悩まされたような高温や強い日照による障害は無く、葉にサビ病やベト病などの発生が見られます。またシャルドネの実には灰色カビ病の発生が一部見られており、今後は晩腐病の発生なども考えられます。現在のところぶどうの状況は全体としてはまずまずで、この天候にしては持ちこたえているな、という印象です。スッキリとした秋空の下で収穫、といきたいところですが、こればかりはどうしようもありません。天気予報とにらめっこしながら、毎年のように一つづつ作業をこなしていきたいと思っています。

シャルドネは正に収穫直前です。(8月31日撮影)

ブラック・クイーンの収穫は9月中旬の予定です。(8月31日撮影)

メルローも今のところは健全な状態ですが、例年のことですが、ネットで防ぎきれず一部で鳥の食害があります。(8月31日撮影)

甲州種の着色はゆっくり進んでいます。収穫は10月中旬の予定です。(8月31日撮影)

下草も真夏のような勢いは無くなってきました。(8月31日撮影)