Vol. 211

めったに雪の降らない甲府盆地の冬。一度も雪を見ない冬もある程ですが今年の2月は違いました。2月8日には甲府で40cmもの積雪を観測し近年にない大雪に驚きながら渋々と雪かきにあたりました。
そしてその一週間後の14日から15日にかけては観測史上最高となる、異常な大雪となりました。甲府の積雪量は1mを超え山間地では人の腰から胸あたりにもなるような雪が積もりました。

この大雪で15日以降はそこら中が雪に埋もれ交通や生活基盤は数日間マヒ状態となりました。県外から山梨へ通じる鉄道や道路などは全て通行止めとなり文字通りの陸の孤島となり物流が遮断されました。
そしてわずか一日足らずで1mを超える雪が降り積もったことで農業用のビニールハウスの殆どが倒壊する事態となりました。施設を中心とした農業被害額は170億円とも伝えられています。

今回の雪は比較的サラサラとした軽い雪だったため、露地のぶどう棚の被害はほとんど無く、ワイン用ぶどう栽培には直接の影響は無いものと思われます。しかしこの地域の農業をささえる農家、しかも意欲を持ってハウスなど施設栽培に取り組んでいた農家への打撃は計り知れません。各方面からの息の長い支援策が求められています。

2月8日の雪も近年まれに見る大雪でした。念のためぶどう棚の雪下ろしに向かいました。(2月8日撮影)

2月14日から15日にかけての雪は15日の昼前には止みましたが、夕方になってやっとぶどう園の見回りにたどり着きましが、雪に埋もれた畑には入ることができませんでした。(2月15日撮影)

とにかく人が歩ける通路を確保するのがやっとの状態でした。(2月15日撮影)