Vol. 194

暑かった8月も終わり、いよいよ醸造期の9月になりました。全国的に猛暑となったこの夏。甲府盆地も連日焼き付けられるような陽ざしが降り注ぎました。充分な日照に加えて、極端に雨が少く強烈な乾燥となりました。8月の降水量は勝沼(アメダス)でたったの23mm。これも夕立によるものですので、局地的にはもっと少ないところもあったかもしれません。一般的に乾燥に強いぶどうでも、若木では葉が弱々しく垂れ下がりそうになったり、葉が黄変して枯れ落ちたりする樹も見受けられました。灌漑の施設がない畑では水は運ぶしかありません。これこそ焼け石に水とばかり、少しでも足しになればと何年ぶりかの夏の水やりとなりました。8月末になってやっと待ち焦がれていた夕立があり、ほっと一息といったところです。また高温続きだったため、生食用ぶどうでは着色障害などもでているようです。今のところ糖度の上昇も順調で、ぶどうの状態も良好です。本格的な雨のシーズンはこれから。とにかくやるべきことを確実にこなしていく、平常心をもって臨みたいと思います。


ブラッククイーンは収穫直前の雨で裂果が起こりやすいのですが、今のところ少雨で助かっています。(撮影:8月31日)


メルローも着色は良好で、9月中旬の収穫を予定しています。(撮影:8月31日)


甲州種も色づいていきました。(撮影:8月31日)