Vol.179

風薫る5月も過ぎ去り、早くも6月となりました。今年は4月からぶどうの生育も遅れがちでしたが、5月の気温も平年並みか少し低い程度で、遅れを挽回するには至りませんでした。そればかりか、下旬には梅雨前線の影響で曇りや雨の期間があり、5月27日には早々と梅雨入りした模様との発表がありました。また台風2号の影響を受け、29日には大雨となり、5月の降水量は平年の3倍程度になったようです。
こうなると心配なのがぶどうの病気の発生。昨年のベト病の大発生が否応なく思い出されます。昨年もこのぶどうの開花期前後の降水量が多く、昨年の気象パターンに似ていることからベト病対策が各方面から呼びかけられています。また5月の梅雨入りは、やはりベト病が大発生した2008年を思い起こさせます。ベト病の発生期の6月中下旬に向けて気が抜けない日々が続きます。
大雨の後ぶどう園に行ってみると、シャルドネの開花が始まっていました。他の品種同様、開花が遅れていましたが、そうは言っても少しずつ生育は進んでいます。良好な結実のためにも、病気発生を少しでも避けるためにも好天が望まれますが、こればかりは人間がどうすることも出来ません。伸びゆく新梢を針金に固定していく誘引の作業を進めながら、ぶどうの状態に目を凝らす毎日です。

初夏の日差しを浴びてぐんぐん伸びていきます。(甲州種:撮影5月9日)

畑に緑がすこしずつ増えてきます。(シャルドネ:5月9日)

油断するとあっという間に茂っていきます。(シャルドネ:撮影5月28日)

花穂にも雨露が・・・(ブラッククイーン:撮影5月28日)

大雨の後、畑に行ってみると、シャルドネの花が咲き始めていました。(撮影5月30日)