Vol.171

甲州種を始めとする多くのぶどう品種にベト病が大発生した2010年。被害が地元メディアでも幾度となく取り上げられ影響が大きく広がっています。地域や薬剤散布の条件などにより被害の程度は大きく異なるようですが、ぶどう農家からは諦めがつかない嘆きが度々聞かれます。甲州種の栽培をお願いしている農家の中には健全なぶどうを収穫できたところもありましたが、自家農園と栽培面積の広い農家の甲州種が大きな被害を受けてしまい、甲州種の醸造量は昨年の半分以下となってしまう見込みです。
甲州種以外の品種、シャルドネ、ブラッククイーン、メルローなどは9月中に収穫を終え、一部ベト病の被害もありましたが、質、量共に平年並みの状況です。シャルドネは8月の充分な日照の恩恵を受け、フレーバーの充実した果実を得ることが出来ました。苦しい状況を強いられる結果となった2010年の醸造期も終盤。早くも来シーズンへの希望を持って、今年収穫できた貴重なぶどうと向きあう日々です。