Vol. 288

9月上旬から始まった今年の収穫、醸造作業も終盤を迎えています。7月の長雨、8月の猛暑と極端な天候が続いていましたが、9月に入ってから雨や曇りがちの天候が続きました。気温は高めに推移し中旬以降は雨は降らないものの曇の日も多く、一ヶ月の降水量は平年の3分の1程度、日照時間は平年を下回る結果となりました。収穫直前となった園では晩腐病などの発生が相次ぎ、栽培農家は収穫しながら病果の手入れ作業などに多くの手間を掛けなければならないことになりました。今年は7月の雨によるベト病や晩腐病の感染拡大、8月の高温による着色障害や果汁の酸の減少、また7月のベレーゾーン期の天候不順の影響と思われる糖度不足など、ぶどう栽培にとっては多くの障害に見舞われました。天候には栽培管理で対応していくしかありません。今年、酷い病害を受けた農家からは来年のリベンジを誓う声も聞かれ、今までもそうだったように、これからもひとつひとつ淡々とやっていくしかありません。
ともあれ、収穫できたぶどうが良い状態でワインに生まれ変わるようもうひと踏ん張りというところまで来ました。